ウールの羽織物

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<ウールの羽織物>
material : ウール混 (表) / コットンリネン (裏) / コットンガーゼ (衿裏・比翼)
     牛皮ボタン、木のボタン





服とその物語 vol.6

「言葉の引き出し」


コートというより「外套(がいとう)」という言葉のイメージ

から生まれた羽織りもの。

暗い路地と街灯に石畳、モノクロ映画、

重い、やぼったさが残る、着るというより着られている、

首まですっぽり…などと外套という言葉のイメージをシーンとして

思い浮かべ、そこからデザインにつながる言葉を並べてゆく…。

類義語でもかまわない。似ていても、その言葉の一部が重なり、

一部がはみ出る。似ている音でも違う、似ている色でも違うと

同じようなもので、デザインがぷくーっと膨らむのです。









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この記事は2016年の展示「服とその物語」での文章です。
写真はその時のモノと、取り直したものを加えて再度載せています。



だぼっとした包まれるような羽織りものを作りました。
第一釦は牛革、その下の比翼仕立ての隠れ釦は木の釦で。
内ポケットには小さな切符ポケットに刺繍をしています。
衿は仮縫い含めて5回、めげそうになりながらも
何度も直して、ようやく首にそう衿腰の高い(後ろ衿側の立ち上がり)衿が
出来上がりました。首に優しくそう、後ろ衿の返りが長い
形が出来、去年から自分で着心地を見ての今年の展示が出来ました。
冬が始まりますが、良いお供になったら嬉しいです。


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